飲食店の店舗デザイン1

このパスタ専門店の店主はもともと料理が好きで、食品関係の会社に就職しましたが、その後お店のオーナーになるためにイタリアンレストランで修行をし、このたび地元に出店することが実現したということでした。

店舗の立地としては、街の中心部からは少し離れたテナントビルの一階。後方には大都市のベッドタウンがあり、今後もファミリー層を中心とした人口増加が見込まれている地域でした。

同じフロアには4店舗が入居する予定で、さらに上階は多くの住民が住むマンションとなっていました。

主な客層は、同じビルがマンションになっていること、住宅街がほど近いことなどから、ファミリー層を想定していました。さらに近隣の仕事帰りのサラリーマンも取り込みたい狙いがありました。

どんな業種のお店にするか決定するにあたり、食材の知識とイタリアンレストランでの経験をもとに、イタリア料理を中心とした本格的レストランとしての開業を希望していたのですが、お店が狭かったことと、この地域にはないお店を、ということを考慮し、メニュー構成を絞り込んでパスタ専門店ということに決定したそうです。

お店のコンセプトは「地域の人に親しまれ、気軽に入れるお店」。そんな店主の望みをかなえるべく、店舗デザインのイメージを南イタリアの民家風にし、大らかさを強調することで意見が一致しました。

狭いスペースを効率的に利用するために、壁面に向けて1人掛け用のカウンター席を設置しました。

また、心理的安心感を与えられるようにそれぞれにスクリーン(仕切り)等を施し、居心地のよい店作りを目指しました。